マンションを売るときに知っておきたいことはいくつかあります。一つは売却をする時には必ずと言っていいほど買主は値引きを要求してきます。買主としても不況の時代において、生活費だけでなく子供の養育費も毎月かかるうえに、給料も上がらないので金銭的な負担を少しでも下げるべく値引き交渉をする必要があるのです。もし、2000万円で売れるマンションの場合はどれくらいの値引き額が妥当でしょうか。
値引きをする場合は、1割未満であることがほとんどです。すると200万円ということになりますが、実際には30万円から50万円程度にするのが普通です。100万円以上値引きをする場合はよほど特殊な例です。もし、買主の値引き交渉をする場合はできるだけ応じるようにるすべきです。
値引き交渉にまったく応じなければ、1年ぐらいは買主が決まらないという事態に陥ります。家の買主が現れるまで待っていたら何日経過してもその家は売れないでしょう。よほどの人気がある土地で、多くの人がその土地をほしがっていればわざわざ値引きをして売却をする必要がないということになりますが、我々一般人にはそのような家とは無縁であり、たいていは値引きをしてようやく買主に家を購入してもらうことができるのです。もう一つは、どのタイミングでマンションを出ていかなければならないかという点です。
新しい家を買ったばかりでもすぐに引越しをするわけではありません。売ることが決まって新しい場所が見つかっているのならばそちらに引っ越してもいいですが、完全に売却が決まった後に出て行ってもかまいません。ただし、何度か他人が内覧で家を見に来るかもしれません。